2012/1/22

レビュー

『SUPER SHOT4』収録曲・詳細レビュー Artemis Blue (ALR Remix)/Barbarian On The Groove feat. 真理絵

SUPER SHOT4ジャケット表一_Blog用
『SUPER SHOT』シリーズ最新作『SUPER SHOT4』の発売まで残りあと6日!!
発売まで残り一週間を切りました『SUPER SHOT4』収録曲の詳細レビューですが、発売間近となってきましたのでモリモリ書き上げたいと思います!
今回、詳細レビューで取り上げるのは4曲目に収録されているArtemis Blue (ALR Remix)です!
04 Artemis Blue (ALR Remix)/Barbarian On The Groove feat. 真理絵
『アルテミスブルー』主題歌

あかべぇそふとつぅの姉妹ブランドであるあっぷりけ -妹-から2011年2月24日からリリースされた美少女ゲーム『アルテミスブルー』
西暦2060年代の初頭の『空』を舞台にしたこのゲームの主題歌「Artemis Blue」Barbarian On The Grooveが手掛けた爽やかさと、切なさが絶妙にブレンドされたポップ・チューン。
この「Artemis Blue」を聴いた時、この曲にクラブ・ミュージックのテイストを吹き込み、新しい世界観を提示してみたいという衝動に駆られました。
オリジナル・バージョンのBPM(1分間における拍の数=数字が大きいほどリズムが速いことを意味しています)が122前後。
ハウスのBPMが一般的に120前後なので、ハウス~エレクトロ辺りにリミックスするのがベストだと考えました。
そこで、色々なハウスの曲を聴いていたところ、『enigmaticLIA4-Anthemical Keyworlds-』に収録されていたSaya’s Song(ALR Remix)が大変素晴らしくて、是非こういうテイストでリミックスを制作したいと思いました。
トライバル系のリズム・ワーク、往年のDEF MIXを彷彿とさせる華麗なピアノなど、ハウスの心地よさを網羅したこのリミックスを制作したのは、Alstroemeria Recordsを率いるMasayoshi Minoshima氏。
Masayoshi Minoshima氏はREDALiCE氏と組んだユニットRAMMでアニメ「バトルスピリッツ覇王」のOP主題歌を制作したり、2011年11月23日に行われた「ANIMAX MUSIX 2011」に出演するなど、非常にダイナミックな活動を展開されています。
そして、今回Artemis Blueのリミックスを快く受けて頂いたMasayoshi Minoshima氏、SHOT MUSIC初登場となるそのサウンドで「Artemis Blue」がどう変るのか、想像しただけで興奮してきます!
前曲恋の試練 (dupli-mix)の軽快なサウンドが終わると共に訪れた静かな空間。
その静寂の空間の中から、ゆっくりと浮かび上がってくるシンセのメロディー。
Artemis Blue (ALR Remix)の幕開けです。
浮かび上がってきたトランス系のシンセは徐々に音量を上げていき、左右へとその優雅な翼を広げて行きます。
シンセが大きく左右に広がったところで、0:15からベースとリズムがスタート。
耳の奥にまで響く重いキック、心地よい響きを奏でるグルーブ感満載のベース、海外の最先端ハウス仕様の重低音サウンドがここでいきなり飛び出します。
重いキックとベースでグルーブ感を出しつつ、折り重なった分厚いシンセで空間を創世し、高いところを旋回するSEで臨場感を煽るという、Masayoshi Minoshimaの類稀なるセンスが遺憾なく発揮された展開に、早速鳥肌が立ちました。
0:45からは真理絵さんのボーカルがスタート。
クールでスタイリッシュな音空間は変わることなく、心地よく突き進んで行きます。
ひたすらクールに突き抜けて行くMasayoshi Minoshimaワールド、本気でカッコ良いです!
しかも、最先端のハウストラックのグルーブ感と真理絵さんの歌世界の相性が驚くほどバッチリで、両者が絶妙に混じり合いながら極上の世界を紡ぎます。
そして、1:31から最初にサビに入った瞬間、ベースとリズムが消えて分厚いシンセが果てしなく広がる世界が目の前に広がります。
その至高の空間の中、真理絵さんの歌声が響くという天国空間が登場。
サビの個所であえてリズムを無くし、歌声を聴かせるという技巧、Masayoshi Minoshimaのセンスが冴えまくっています。
1:47からはリズムがスタートしますが、ベースは引き続き鳴ることなくフロアーライクな雰囲気で引っ張って行きます。
そんな中、驚愕の展開が出現!
サビの歌い終わりのところでグルーブ感を増したベースがスタートし、真理絵さんの歌の最後の「を」を引き延ばしてその音階でグルーブを生み出すという、極上の展開が登場します。
ボーカルを上手く使ってクールなグルーブ感を巧みに演出するテクニック、凄すぎです!
※ここの個所はサイトの試聴からは外れています。
2:31からは二番に入り、最先端のハウスサウンドが引き続き展開。
この部分のグルーブ感、クールでスタイリッシュで本当に心地良いです。
しかも、疾走感を維持するため、二番では大きな変更は行わず、そのままの展開がキープされます。
そんな中、二番の終了と共に3:32からはリズムが一旦消え、ベースとシンセが奏でる空間が出現。
そこからサビに向かって行く際、盛り上げていくのではなく、逆に徐々に落として行き、最後は一旦完全に音が途絶えます。
そこから「目の前に青く広がる」の台詞と共にシンセが一挙に花開き、4:07のキックを合図に一挙にクライマックスへ!
聴き手の気持ちを焦らし、あえて逆に下げることによってその後の盛り上げを大きくするという演出、そのセンスの凄さに脱帽です!
ところで、『SUPER SHOT』シリーズでは、各トラックごとにジャンルやテイストを分析・研究し、海外のクラブトラックを参考音源としてスタジオに持ち込み、最後の仕上げであるトータルマスタリングを行っています。
今回のArtemis Blue (ALR Remix)のマスタリングに際し、重低音の響き具合のお手本にしたのがExacta & Kate Elsworthの「Bow And Arrow」。
ハウスサウンドの殿堂的なスタジオであるNYのBass Hit Studioで生み出された重低音(ミックスのエンジニアはかの有名なDave Darlington)を参考にしてマスタリングしました。
その為、他の曲に比べ重低音の出方が強く、音の出ている帯域も違うと思います。
その辺の違いも楽しんで頂けると幸いです。
世界最先端のハウスにリミックスされ、全く別のトラックへと華麗に生まれ変わったArtemis Blue (ALR Remix)、新たに提示された世界観と共に、Masayoshi Minoshimaが奏でる至高のサウンドで、海外のクラブミュージックのテイストと“いま”を存分に体感して下さい。
SUPER SHOT4オフィシャルサイトではArtemis Blue (ALR Remix)の一部試聴も行っています。詳しくはwebサイトをご覧くださいませ。
◆SUPER SHOT4 オフィシャル サイト◆
http://shot-music.com/shot007/supershot4/